[3]滋賀県東近江市エンジェルズ・テイル(株)様

今回社章バッジの実例をご紹介させて頂く企業さまは、滋賀県東近江市のエンジェルズ・テイル株式会社様です。主な業務内容は、業務用コンピュータソフトウェア開発のコンサルティングや開発を行っていらっしゃいます。

製作させて頂いたバッジは、七宝（シッポウ）仕上げのバッジです。ブログでは初登場の七宝ですが、日本の伝統的な製法のひとつで、大変きれいな仕上がりと、半永久的に色があせないということが大きな特徴です。弊社でも、自信を持ってお勧めしている製法です。今回は、ロゴマークに青と赤の２色をお使いだったのですが、特別に決まったカラー（DICなど）の指定がなかったため、七宝仕上げをお勧め致しました。七宝は、限られた色しか使うことができません。大抵の一般的な色には対応しておりますが、DICなどの指定カラーがある場合には難しくなります。しかし、最初から多少指定カラーと違っていても構わないから、七宝仕上げで製作したいというお客様もいらっしゃいます。七宝の高級感や伝統的な製法をご存知のコアな七宝ファンも結構存在するのです。

今回のエンジェルズ・テイル株式会社様の社章バッジは、AとTの文字が交差するマークでしたので、そこに色を入れる事は少し難しいものでした。しかし、結果的には細い線の箇所まで七宝の色が入り、Aの中央部などの地面になる箇所には、ホーニングというツヤ消しの加工もきれいに入れることができて、わたくし的にもいい仕事が出来たのではないかと思っております。お客様にもご満足頂けたようで、うれしく思っております。このような、少し難しいバッジを製作させて頂けるということは、大変勉強になりますし、印象にも強く残ります。